道場の時間内では造形するのに時間が不足しているので、主として作り上げた作品をバックエンドで造形という使い方になると思いますが、3Dプリンターを使うことでできることの範囲(例えばマイクラのワールドを切り出して出力とか)が広がります。
プリンターは評価の高いFlashforgeのadventure3を用意しました。
https://flashforge.jp/product/adventurer3/
フィラメントはPLA(デフォルトで添付)が造形時に匂いも出なくて、機械的にも丈夫なので使いやすいと思います。時間経過で徐々に変形はしてくるようですが。
CADソフトを始めるにはTinkercadが良いと思います、ソフトのダウンロードとインストールをしなくともクラウド上で完結します
メンテナンス
造形はデジタルですが、フィラメントは吸湿すると造形がまともにできなくなるのでアナログです。吸湿の問題は、夏場が顕著ですがそれ以外の季節でも数ヶ月も放置したらまともに造形できなくなります。
① ヘッドノズル内で水分が爆発して造形物とヘッドに悪影響を与えます。
② フィラメント自身が硬化して、ポキポキ折れるぐらいになると『送り』がまともにできません。
対応方法は『吸湿させないようにすること』と『吸湿したら水分を抜く』こと、
① 保管は乾燥剤入りの密閉容器で
② 吸湿したフィラメントは写真のような加熱型の乾燥機に数時間放置すればほぼ元に戻ります
これでもプリンタ内に残ったフィラメントの吸湿は避けられないので、使い終わったら抜くか次の作業開始前に通路に残っているフィラメントを入れ替える対応が必要です。
2. キャリブレーション
最近のモデルは自動キャリブレーションになっていますが、今使っているAdventure3はマニュアルキャリブレーションなので、しばらく時間経過後やノズル交換後には必ずキャリブレーションしましょう、ノズル画像形マットに近すぎると、たとえばラフトがうまく形成できなくてフィラメントの送りも問題になるので、送りモーターの脱調(ガガガ音)が発生します
3. ノズル寿命
Adventure3は真鍮ではなくてステンレスなので、多少は寿命が長くなりますが、公称は400時間といっています、寿命判断は詰まったら終わりですが、それ以外では吐き出すフィラメントに滑らかさがなくなってきたら寿命です、要はノズルに炭化したフィラメントが詰まり始めているということ、ステンレスのドリルで加熱後にクリーニングして延命という手段もあるようですが、基本は寿命部品です