教育用のドローンとしてほぼスタンダードだと思うDJIのtelloを導入します。価格の割に出来が良いと評判で、ブロック言語やPythonを使ったコントロールが出来ます。2018年の導入なので多少時間は経過していますが、現状これ以上のものは存在しないと思います。
重量が100g以下のカテゴリー(実測は85gぐらい)なので飛ばす場所には自由度がありますが、日本の現状では広大な私有地を持っていれば別ですが、室内で飛ばすのが現実的でしょう。説明書にも室内推奨との記載あります。装置の下面にセンサーがあって、それで高度をチェックしているようなので屋外では安定性に欠けるのだろうし、風には極めて弱いでしょうから。
・電池稼働時間は実力10分
・wi-fi到達距離は室内では問題にならないレベル
・操作はandroidもしくはiOS
操作はiPadが画面が大きくて向いていそうです。アプリケーションはtello(マニュアル飛行)とtello edu(簡単なプログラム飛行)が最初のステップでしょう。
いずれにしてもtello自身には飛行安定以外の自律的に飛行する機能はないので、外部のアプリケーションでの対応となります。
① プログラムで動きを制御する
実はTelloは公開されているテキストモードでコマンドを送れば動作が制御でき、またカメラ動画のストリーミングも受信できるので、DJIのアプリ以外でも自分でアプリケーションを作ることができます。これが教育用ドローンと言われる所以でもありますが。
https://dl-cdn.ryzerobotics.com/downloads/tello/20180910/Tello%20SDK%20Documentation%20EN_1.3.pdf
プログラムからはソケットを使って通信しますが、今の言語ではほぼどのような言語でもソケットはサポートされているので、使いたい言語を使えば良いと思いますが、Pythonだと公開されている情報も多いようです。
具体的には、
① パソコンから制御(c++あるいはPython/H.264デコーダー)すれば動画も再生できます。
② M5Stack(9軸センサー付き)を使うとM5Stackを変位することで飛行のコントロールができますが、動画は性能的に無理です。