M1 MacBook AirにVMware Fusionインストしましたが、Ubuntuのインストールでデフォルトで割り当てるディスク容量は20GBで、さらに実際の論理ボリュームに割り当てられるのはその半分の10GB、デスクトップ環境にしただけで、すでに85%ぐらい消費しているのですぐに足りなくなるので拡張します。
Ubuntuの20.02からはLVMが標準になってるらしく、LVMは一言で言うと物理ボリュームと論理ボリュームの対応づけを柔軟に行える仮想化されたボリューム管理システムです。物理的に多くのサーバーでは複数のディスクが存在するだろうし、論理ボリュームという概念で複数の異なるディスクを同じ論理ボリュームにすることも当然必要になるから。
作業の参照は、
https://www.myit-service.com/blog/ubuntu-lvm/
<現状と関連するコマンド>
最初にディスクUTYでの見え方は、VMwareでディスク容量を30GBの物理ドライブにしただけで、そのうちの11GBだけがBlock Device(論理ボリューム)に割り当てられています
・ディスク拡張に関連するコマンドと拡張前の状態
$ growpart
resize2fsと共にパーティションサイズの拡張に使われるらしけど、今回は使っていない
$ lsblk
list block devices、現在利用できるブロックデバイス(block device : Linuxにはブロックデバイスとキャラクターデバイスがありますが、一言で言えばファイルデバイス)の表示させる
$ parted
パーティションの作成や削除などに使う、以下はparted起動してprint all実行の結果
$ pvdisplay
物理ボリュームの詳細を表示する
$ gparted
グラフィカルなインターフェースのpartedコマンド
$ lvextend
LVM(RedHatではLVM2が標準らしいがUbuntuではLVMしかインストされていない)で論理ボリュームを拡張するコマンド
$ resize2fs
マウント状態で論理ボリューム変更を反映します
<拡張作業>
① 最初に仮想マシン(Ubuntu)の停止状態で、「仮想マシン」 →「設定」でディスク容量拡張しておく、今回は20 -> 30GBにしていますが元々が20GBのうちで論理ボリュームには10GBしか割り当てられていないから少なすぎ
② Ubuntu立ち上げて、GPartedで “->|”のアイコンで、対象のボリューム(/dev/nvme0n1p3)をリサイズします
③ $ lsblkでパーテションの割り付け確認して余裕容量を確認、残らず割り当てるにはlvextendコマンドで100%指定すればいいだけですが
④ $ sudo lvextend -L 27G /dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv
で27.3GBの内27GBを割り当てします
⑤ $ sudo resize2fs /dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv
変更反映のためにresize2fsを実行、マウント状態で実行できます(出来なかったら変えられない)
⑥ $ df
で確認、めでたくボリューム拡張が反映されました、
admin