3Dプリンターのメンテナンス

割とよくあることばかりかも知れませんが、ほぼ一年経過しての経験値のまとめです。

① 造形時の脱調現象と補正方法

コトコト(ゴトゴト)音がしてフィラメントが送れない、これは送りモーターの脱調(トルクが大きすぎてステッピングモーターがステップを刻めない)です。

造形でラフトを作るときに発生したので、キャリブレーションを再度実施して対応しました。

https://idis.dev/blog/adventure3-noise/

 

② フィラメントがフィードできない時のノズル清掃

これも現象としては脱調と同じくコトコト音が発生してフィラメントを送り出せず、設定から送りを選択してもフィラメントはノズルから出てきません。

ヘッド詰まりのようだったので、添付のツールでヘッドクリーニングで対応。

https://locaq.hatenablog.com/entry/2018/08/25/222659

ガイドチューブは壊さない程度の力では抜けなかったので、10mmのフレアナットレンチでネジ緩めて外しました。

 

③ 造形物がラフトから剥がれない(剥がれづらい)

設定でラフトとの距離をデフォルトから増加して対応。

大きすぎると、密着しなくなるのでこの値(0.28mm)あたりが適切でした。

 

④ フィラメントが簡単に折れる、リールからスムーズに供給できない

フィラメントの吸湿で特性が変化して、吸湿すると硬くなるようです。一番の問題は硬さのせいでリールからスムーズに供給できなくなって折れる、あるいはフィラメント送り機構が脱調してまともに送れなくなること。さらには水分が加熱した時に樹脂が膨張してうまく成形できないというのもあるようです。

対策は低湿環境(デシケーター)に保管するか、数ヶ月以内で使い切るしかないと思います。

 

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